青森県神社庁
神明宮
中弘地区
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住 所  弘前市大字沢田字園村18
御祭神  天照大神
例 祭  (旧) 1月16日
由 緒   菅江真澄 (1754~1829) の紀行 「都介路廼遠地(つがろのおち)」にも、 いつの時代に祀られたものか分からないとあり、 その起源は不明である。
 旧藩時代より当時、当地を小倉村と呼び、小倉の神明様と呼称されていた。
 明治維新の当時、 氏子数が少なくなり、 藤沢村の藤沢神社 (今の野田神社) へ合祀されるが、 村民の敬神の念が篤く、 昭和二十年大戦終了後に神社制度の改正の期を捉えて昭和二十二年四月十七日宗教法人令に基き、 宗教法人神明宮として復活し、 現野田神社より御神体をお迎えして奉祀する。
 特に神明宮の 「ろうそく祭」 は、 旧小正月十五日晩の行事として行われ、 沢田部落の各家庭では売っている最大級のろうそくを準備して社殿のほら穴に灯し、 家内安全、 五穀の豊作を祈願するもので雪の奥山の岩屋堂に灯りがゆらめくさまは神秘あふれている。